ミリアムは2人めの子どもがお腹にいるが、夫のクリスティアンとはあまりうまくいっていない。早産の危険から医者に絶対安静を命じられるが、夫は出版社の仕事に忙しく、ほとんど家にいない。ひとり家に閉じ込められるはめになったミリアムは、推理小説を読んだり新しい隣人のようすをうかがったりして退屈しのぎをしようとする。隣家には、マドリードからやってきたばかりのフアンとサラという若いカップルが住んでいる。何日かそうするうちに一連の不審な状況が見えてきて、ミリアムは隣人が何か秘密を隠しているのではと疑い始める。クリスティアンにパラノイアだと非難されるが、彼女はどこまでも事実をつきとめようとする。だがうまくいかなくなってきて、彼女が投げ出した調査を、クリスティアンは引き受けることにした。